柿の木ブログ

痛み止めについて②

2016.09.07

今回は痛み止めと筋肉の関係について書きます。

 

痛み止めにはいろいろありますが、痛みと炎症を抑える薬(非ステロイド性消炎鎮痛剤)と筋肉との話です。

(以下、痛みと炎症を抑える薬を薬とします。)

 

Mackeyさんは、14人の男性に筋トレをさせました。

 

筋トレ後、薬の一種であるインドメタシンを飲んでもらう場合と、飲まない場合に分けました。

 

すると飲んだ場合は、飲まない場合に比べて筋肉が作られる量が少なかったそうです。(文献1)

 

薬が筋肉を作る細胞(筋サテライト細胞といいます)を抑制するのではないかと考えられています。

 

他にもTrappeさん(文献2,3)やMendiasさん(文献4)も同じようなことを言っています。

 

ここで気をつけて欲しいのは、痛み止めを飲むと筋肉が減るのではなく、筋トレしても痛み止めの薬を飲んじゃうと筋肉がつきにくいですよということです。

 

筋トレして筋肉痛が嫌だから痛み止め飲んでいると、飲まない場合より筋肉が付きにくい可能性があるということです。

 

ただ、ずっと痛み止めを飲んでると、筋肉が増えにくい状況なので、筋肉は減っていく可能が高いですね〜。

 

痛み止めと筋トレはあまり関係なさそうですが、意外な繋がりがあるんですね〜。

 

image

 

1)Mackey AL et al.J Appl Physiol 103:425-431,2007.

2)Trappe TA et al. J Clin Endocrinol Metab 86(10):5067-5070,2001.

3)Trappe TA et al. Am J Physiol- Endocrinol Metab 282:E551-556,2002.

4)Mendias CL et al. Muscle Nerve 30 :497-500,2004.

 

 

揖斐で頭痛、肩こり、肩痛、腰痛、膝痛、猫背調整、骨盤調整、腱鞘炎、肉離れ、スポーツ障害、整体、鍼灸、美容鍼灸をお探しなら…

柿の木鍼灸接骨院へ